この記事では、Beats by Dr. Dre Solo3(以下、Beats Solo 3) のレビューを行なっていきます。Beats Solo3の音質や着け心地を知りたい方、購入しようか悩んでいる方は、この記事を参考にして下さいませ。
Beats by Dr. Dre
まずはBeats by Dr. Dreについて軽く触れていきます。
Beats by Dr. Dreはアメリカを代表するラッパー Dr.Dre(ドクター・ドレー)とインタースコープ・レコードの創始者のJimmy Iovineが設立した会社、Beats Electronics LLC(ビーツ・エレクトロニクス)から販売されているヘッドフォンやスピーカーのブランドです。中でも低音重視の音質が好評で若者を中心に重低音が好きな方に好まれているオーディオ・ブランドです。
過去にはアメリカの歌手Lady Gaga(レディー・ガガ)が制作に参加したHeartBeatsやラッパーのDiddyことショーン・コムズが制作に参加したDiddyBeatsなど、有名人とのコラボが目立ちました。そして徐々にその人気が世界に広まっていき、現在ではオーディオ・ブランドを代表する存在になっています。
また以前は台湾のスマートフォンメーカーのHTCが株式の大半を持っていましたが、2014年にAppleが買収し現在はAppleが100%株式を保有しています。なので、Appleの公式サイトでもBeats by Dr. Dreの製品を販売しています。
Beats Solo3の音質
それでは、Beats Solo3の音質はどうでしょうか。Beatsシリーズの音質といえば低音が良いことで有名です。私自身も低音が好きなのでBeatsのヘッドフォンは愛用しておりますが、このSolo3も低音はしっかりフィーチャーされており、気持ち良く聞くことが出来ます。ヒップホップやEDM系の音楽をよく聞く方には特に向いているかと思います。逆にロック、ハードロック、パンク系をよく聞かれる方にはサウンドのバランスが少し物足りなく感じるかもしれません。
ロック系やクラシック系をよく聞かれる方は、BoseやSonyのノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンの方が全体的にバランスが良く、音質も素晴らしいので、そちらの方が向いているかもしれません。どちらも素晴らしい音質と付け心地です。
Beats Solo3のバッテリー
次はBeats Solo3のバッテリーを見ていきましょう。バッテリーは最大で40時間使用可能となっております。1日中使用出来るのはもちろんの事、長距離を移動する際もノンストップで40時間以上移動する事は滅多に無いと思いますので、充電するのを忘れない限り使用中にバッテリー切れになる事はないでしょう。
そしてBeats Solo3には便利な機能、Fast Fuel機能が付いています。これは何かと言うと、もしバッテリーが切れてしまって使用出来なくなってしまった時に、たった5分間の充電で約3時間使用出来るまでにバッテリーが復活する機能です。最近はカフェなんかでも充電に必要なコンセントが使用出来る所が多いですから、万が一バッテリーが切れてしまった時に5分でも充電出来れば約3時間使用出来ますから便利な機能ですね。ポータブル充電器を持ち歩いてる方なら、そこからでも充電出来ます。
及第点が一つ
欠点と言いますか、Beats Solo3を充電する際に必要なケーブルがMicro-USBなのです。最近はType-Cが主流なので、何となく不便に感じるかもしれません。すぐに故障してしまう時もあるMicro-USBがType-Cだったら良かったなと思いました。ですが、Beats Solo3の付属のケースの内側にケーブルを収納できるスペースが設けられているのは便利だと感じました。
Beats Solo3の着け心地・締め付け感
Beats Solo3の着け心地や締め付け感はどうでしょうか?率直に言いますと、Beats Solo3の締め付け感は強いです。実は私はヘッドフォンに限らず洋服も締め付け感の強い物はあまり好まないので、Solo3の締め付け感は少し厳しいかな、と言うのが本音です。ただ私もそうですが、フィットネスで使用する方も多く、激しい運動中は強い締め付けのお陰でヘッドフォンがずれる事なく使用出来る所はメリットになります。緩すぎるとずれて、外れてしまいますからね。もしかしたら、その事も考えて敢えて強めにしているのかもしれません。ただずっと連続使用していると耳が痛くなってくることもあるかもしれないので、20分〜30分おきに休憩を入れながら使用した方が良いでしょう。
強い締め付けのお陰でエクササイズ中は安定して使用する事が出来ます。ランニングマシーンを使用する際もずれる事なく使用出来ます。ただBeats Solo3は耐汗にはなっていません。問題なく使用出来るのですが、どうしても気になる方はEar Pad CoverがAmazon等で購入できるので使用してみても良いと思います。汗を吸収してイヤーパッドを劣化から保護してくれます。
表面に指紋の汚れが付く
私はブラックカラーのBeats Solo3を保有していますが、一つ補足情報を付け加えると指紋汚れが結構目立ちます。あまり気にしない方は良いですが、汚れに敏感な方は使用する度にウェットティッシュなどで綺麗にする必要があるかと思います。あまりベタベタ指紋の汚れがあると少し不潔そうに見えるため、私は使用後に必ず指紋の汚れを取るようにしています。
まとめ
全体的に高評価のBeats Solo3です。もちろんリクエストしたいところは幾つかありますが、約20,000円でこのクオリティとデザイン性は良いと思います。特にヒップホップやEDMがお好きな方にとっては気持良い聴き心地があり、そのかっこいいデザインも相まって気分が高揚してくること間違いなしでしょう。
ジムで使用したいと考えてる人にとってもオススメです。耳にしっかりフィットしますし、激しくエクササイズしてもヘッドフォンがずれる心配をしなくても大丈夫です。ただ休憩を挟みながらが良いでしょう。
逆に着け心地を重視される方には、あまりお勧め出来ないかもしれません。ジムやエクササイズ中に使用するのではなくて、普段の生活で使用したいと考えている方には、その少し強い締め付け感がネックになるでしょう。その場合は、SonyやBose性のヘッドフォンがお勧めです。
記事だけでは分からない事もあると思うので、念入りにチョイスしたい方は家電量販店などにデモ機が置いてありますので、一度試しに装着してみることをお勧めします。実際に試してみるのが一番ですからね。
常に北米を中心に最新のオーディオのトレンドであり続けるBeats by Dr.Dreですから、一度は購入を考えても良いかもしれません。
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